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吉田 英一; 加藤 章一; 和田 雄作
Liquid Metal Systems, International Seminar, ,
本報告では,延べ10万時間以上に及ぶナトリウム中材料試験装置の代表的な部位から採取したSUS304配管材について腐食形態,ミクロ組織変化および化学組成変化などの解析調査を行い,長時間側におけるナトリウム環境効果の評価結果について発表する。1.腐食形態および合金元素の溶出・沈着挙動はこれまでに得られた比較的短時間の解析・評価結果と一致しており,均一的な全面腐食を前提とした現行の設計腐食量評価の考え方は妥当であることを明らかにした。2.ナトリウム接液表面での表面変質層厚みおよび浸炭深さは最大でもそれぞれ30m,10m程度であり,現行の設計評価式は長時間側においても十分に保守側の評価となっているとを明らかにした。また浸炭量は僅かであり,機械的特性に影響を及ぼす程ではないことがわかった。3.鋼中の析出物の形態観察および同定を行い,各温度・時間域での長時間側におけるSUS304組織の経年変化を
吉田 英一; 小峰 龍司; 上野 文義; 和田 雄作
Liquid Metal Systems, International Seminar, ,
本報告では,Alloy718について最大10の8乗cyclesまでのNa中高サイクル疲労試験を実施し,疲労強度に及ぼすNa環境効果を評価した。結果,1.600以下では影響は認められないが650で10,000h予浸漬後では,受入れ材および同一条件下の熱時効材のNa疲労強度よりも若干低下する傾向を示した。2.これは長時間浸漬によって生じた表面近傍での優先的な粒界アタックや熱的な要因に伴う粒界析出物の粗大化などにより,粒界でのき裂発生に至るまでの時間が減少し疲労寿命が低下することを明らかにした。3.650で10,000h浸漬(LMP法換算で600237,000h相当)後では僅かな強度低下を招くものの,SUS304と比較して破損繰り返し数で50倍以上の優れた疲労強度を示し,かつ現行設計温度600以下においてはNaの影響はなく耐サ-マルストライピング材として有効であることを明らかにした。